思い込みは呪いと同じ
『いやな気分よさようなら』を読んでいて、気づいたのは、今まで自分がいかに間違った思い込みをもっていたかということ。
専門用語では認知の歪みというそうです。
赤面してはいけない
声が震えてはいけない
緊張してはいけない
それらを人に知られたらダメだ
知られたら、どうしようもない人間に思われる
こんな風に思っていました。
いつからこんなふうに考えるようになってしまったのでしょう?
いつのまにか 当たり前の常識のように私の心にこの考えは深く根付いていて、疑うこともありませんでした。
思い込みって、 それは正しいか間違っているかに関わらず、呪いと同じように力を持っているものですね。
社会不安障害の人は、弱気と強気が混在している性格とどこかで読んだことがあります。
他人には強気(緊張をしない)な自分を見せていたいという欲求が強いのだと思います。
緊張している弱気な自分を人に見られたらどうなるか?
→弱い人間だと思われる
→見下される
→価値がない人間だと思われる
イコール 【自分は価値がない人間だ】
自分の考えの先には【自分が価値がない人間だ】という結論を恐れているというのが見えてきました。
これは、新発見でした。
でもこの本には、以下のように書いてあります。
『価値のない人間なんてこの世の中には存在しないのです』
『あなたがすべきなのは批判的な内なる声を消し去る事だけ。批判的な内なる声は悪だからです』
すごく励ましになる文章ですよね。
ふと不安になったときに、
「どんな状態になったとしても、大丈夫。どんな状態でも、どんな人でも、どんな私でも価値はあるんだ」
と思うようにすると、心が温かくなって、不安がふっと消え失せます。
言葉の力ってすごいなあと改めて実感します。
この本には助けになる言葉がたくさん載っています。
それもその場しのぎの励ましの言葉というのではなく、論理にかなっているので、読み込んで自分の信念にしていきたいです。